こんにちは。
浦和整体院 ななつほし 佐伯です。
『35歳以上の不妊治療患者の90%以上が「卵子」「精子」に問題があり、
35歳を超える不妊症の原因の80%が「原因不明」
そのうち90%以上が卵子や精子の質の悪さにある』
と、健康新聞のデジタルニュース版に書かれていました。
抜粋させていただきます。
「採卵してもグレードが低い」
「受精しない」
「着床しても流産してしまう」
「精子の運動率が悪い」
を改善するには卵子、精子の質を改善する必要があります。
卵子の質が悪い例としてこんなことがあります。
体外受精の場合、
女性は卵子をhMG注射などによって無理矢理成熟させ、
採卵を行います。
そして採卵によって得られたグレード(質)の良い卵子を選別し、
精子と受精させます。
本来であれば受精後、胚分割を繰り返しある程度に育ったところで子宮に戻し着床させます。
しかし、体外受精の失敗の多くは
「胚分割が止まってしまう」
「着床しても胎児の発育が止まってしまう」事にあります。
これが質の悪い卵子の大きな特徴です。
精子の場合、
・運動率が悪く受精まで到達できない。
・奇形精子の割合が高い
等です。
私たちの体はいくつもの細胞からなり、
肺や腸からエネルギーを取り込み活動に役立てています。
しかし、卵子や精子の様な単一細胞は、
その細胞の中だけでエネルギーを自給自足しなければなりません。
卵子や精子も同じでミトコンドリアという小器官がエネルギーを作り出し、
卵子は胚分割して着床し胎盤から栄養をもらえるまでの間、
自給自足をするのです。
精子は卵子までたどり着き卵子の外幕を破り受精するまで泳ぐ力をミトコンドリアから得ています。
30代女性の場合は不妊症の初期検査である「AMH検査」の数値3.5ng/mlを下回ると、
上質な卵子を採卵することが難しくなると言われています。
一方男性の場合、老化した精子は単一細胞である精子のエネルギー源であるミトコンドリアの機能が悪く、卵子に到達できる力が弱っていることが多い。
続きます。