こんにちは。
浦和整体院 ななつほし 佐伯です。
桜が満開になってきましたね。
意味なくウキウキしてきますが、皆さんはいかがですか?
今日は最近ご相談いただくことの多い、つわりについてです。
つわりは主に妊娠初期に起きる体調不良のことです。
人によって症状や強弱は異なり、ひどい人は入院せざるを得なくなることすらあります。
【つわりの症状】
つわりは、一般的に妊娠4週目頃から16週目頃までに起きると言われています。
中でも8週目から11周目に一番症状が強く出る方が多いようです。
妊娠後期になると症状がおさまる方がほとんどですが、まれに出産直前までつわりが続く方もいます。
症状には大きな個人差がありますが、大きく4つに分けられます。
① 吐きづわり
一日中吐き気に悩まされるつわりです。
症状が重くなると、水を飲んだだけでも吐いてしまうので、脱水症状や栄養失調に陥りやすいのが特徴です。
また、嘔吐が続くと胃や喉が荒れて出血する場合もあります。
脱水が進むと、入院治療が必要になる場合もあります。
② 眠りつわり
昼夜を問わず強い眠気が続くつわりです。
特に仕事を続けている妊婦さんにとっては、仕事の効率が下がる等、非常に厄介です。
吐き気やだるさで睡眠の質が下がることもあり、一層眠気が増すこともあるようです。
③ 匂いつわり
日頃はどうということもない匂いが、たまらなく吐き気を催す匂いに感じられてしまうつわりです。
ご飯の炊ける匂いで吐き気を催すというのは有名な話ですが、他にも煙草やレモン、醤油等の匂いで吐き気を催す方も多いと言われています。
④ 食べづわり
空腹時の吐き気が非常に強くなるつわりです。
食べても吐き気が続きますが、食べなければもっと吐き気が強くなる……という悪循環に悩まされている方も少なくありません。
吐きつわりと違って、脱水や栄養失調の心配はありませんが、体重が増えすぎたり胃腸に負担がかかってしまうという弊害があります。
他にも、頭痛、喉の違和感、胃痛、耳詰まり感等の症状を訴える方や、イライラや憂鬱の精神的症状が強く出る方も多くいらっしゃいます。
【つわりの原因】
つわりの原因はまだはっきりとは解明されていません。
妊娠によって体質がアルカリ性から酸性に変わるためとも、流産を防ぐための防衛反応とも言われていますが、現在もっとも有力なのはホルモンの働きによってつわりが起きるという説です。
これは、妊娠によって生成されるヒト絨毛性ゴナドトロピンというホルモンが、脳の嘔吐中枢を刺激してつわりが起きるというものですが、まだ確実に立証された説ではありません。
「つわりは病気ではない」とよく言われますが、病気でないからこそ確実に症状を改善することは非常に困難です。
また、妊娠初期は薬を飲むことも気が進まない……という妊婦さんも多く、ひたすら我慢するという方も多いようです。
我慢がストレスを生み、よりつわりが重くなってしまうという悪循環を避けるためにも、早めに専門家の指導を受けるようにしましょう。
薬に頼らない整体や鍼灸等で、骨盤のゆがみを矯正したり、身体のバランスを整えることは精神面にも良い影響を与えますよ。