椎間関節症でお悩みの方へ
椎間関節症(ついかんかんせつしょう)は、首、背中、腰等の広い範囲に痛みを引き起こす厄介な疾患です。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、慢性的な肩こりや腰痛を抱えている方は椎間関節症を疑ったほうが良いかもしれません。
【椎間関節症とは】
椎間関節とは、背骨と頚椎(首の骨)を支えている関節全般を指します。
首の骨や背骨から伸びて骨盤まで続くため、上半身全体に影響がでるのもうなずけます。
この椎間関節が何らかの原因で変形し、関節同士がぶつかる状態になり炎症を起こすことで痛みを生じるのです。
また、関節に負担がかかることで神経を刺激して痛むこともあります。
【椎間関節症の症状】
椎間関節は上半身の重要な位置を占めているだけあって、痛む場所もさまざまです。
咳やくしゃみで衝撃を受けたときや、朝起きた時、急に姿勢を変えたとき等に症状が出る方が多いようです。
- 肩の痛み
- 肩甲骨から胸にかけての痛みや違和感(胸椎椎間関節症)
- 首から後頭部が痛む(頚椎椎間関節症)
- 背中の痛み(胸椎椎間関節症)
- 腰の痛み(腰椎椎間関節症)
- 特定の動きをするときに同じ場所が痛む
- 仰向けで寝ていると、特定部位が痛くなってくる
- 身体を動かすと痛みが和らいでくる
ずんとした鈍痛が足にまで及んだり、可動域が制限(動かせない角度がある)されたりする方もおられます。
寝違えとよく似た症状を訴える方も多いですね。
首が途中から回らない、息を深く吸うと背中が痛い、という場合も椎間関節症の可能性があります。
【椎間関節症の原因】
椎間関節症は、加齢や老化現象からくる関節の変成(変形)が主なものです。
加齢が原因ということは、ご年配の方であればどなたでも椎間関節症になる可能性があるということですね。
しかし、椎間関節症はご年配の方だけのものではありません。
椎間関節の変成は加齢も大きな原因ですが、長時間同じ姿勢でいることも原因のひとつです。
つまり、デスクワーク等で長時間座っていることの多い人も椎間関節症になる可能性は充分にあるということです。
- デスクワークで長時間同じ姿勢をとっている
- 運動不足である
- 肥満気味だ
- 冷え性
- 激しい運動を続けている
- 姿勢が悪い
以上の条件にあてはまる方は、どのような年代でも椎間関節症になる可能性が考えられます。
心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
ランニングや筋力トレーニング等で身体を鍛えることは重要ですが、衝撃が原因で椎間を損傷することもあります。
運動のしすぎも良くないということですね。
痛みがひどい時は無理に動かそうとせずに、ゆっくりとほぐしていくようにしましょう。
慢性化させないためにも、自己流のストレッチや体操に頼らず早めに専門家の指導を受けることが重要です。
「この椎間関節症を改善したい!」と思ったらあなたならどうしますか?
椎間関節症を根本的に改善するには身体のゆがみ(特に骨盤と肩甲骨)を取り除き、本来の正しい姿勢に矯正して長時間同じ姿勢にならないように注意することが大切です。
正しい肢位とは横から見て、耳-肩-肘-股関節が直線上にそろっている状態です。
椎間関節症はデスクワークや家事・スポーツなどを悪い姿勢で長時間行なったことにより骨格が歪み、正しい姿勢に戻らなくなってしまったことが主な原因です。
「マッサージや指圧を受けているけどすぐにまたコリや痛みが戻ってしまう・・・」
こういった経験をされている方は、悪い姿勢を矯正することなくマッサージや指圧などを受けていたからだと考えられます。
さいたま市浦和区で椎間関節症にお悩みなら当院へご相談ください
ひとりひとりの根本原因にアプローチすることで、あなただけのオーダーメイドで適切な施術の選択ができ、日常生活で気をつけるポイントや姿勢のアドバイス、ストレッチなどのセルフケアも組み立てることができます。
当院ではお身体の痛みを改善することだけでなく、お身体全体を整え再発を防ぐ施術もおこなっていきます。
椎間関節症でお困りの方は、まずはお気軽にご相談ください。