肩峰下インピンジメント症候群は、肩の使いすぎや筋バランスの乱れで発症します。
整体で改善するだけでなく、自宅でできるセルフケアを組み合わせることで、回復スピードを高め、再発予防にもつながります。
セルフケアのポイント
1. 過労筋の緩和(働きすぎた筋肉をゆるめる)
肩前面や上部の筋肉が過緊張状態だと、肩峰下のスペースが狭まり痛みが増します。
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胸筋ストレッチ
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壁に手をつき、体をゆっくり反対方向に回す
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胸の前が伸びるのを感じながら15〜30秒キープ
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三角筋前部ストレッチ
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片腕を水平に伸ばし、壁やドア枠に押し付ける
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肩前面が伸びるのを意識
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2. さぼり筋の活性化(働かなくなった筋肉を目覚めさせる)
肩甲骨周囲の筋肉が使われないと、肩が安定せず痛みが慢性化します。
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肩甲骨の後ろ引き(リトラクション)
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両肩をゆっくり後ろに引き、肩甲骨を寄せる
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5秒キープ×10回
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棘下筋・小円筋強化
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ゴムバンドを肘曲げ90°で持ち、外旋運動
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肩甲骨を安定させるイメージで10回×2セット
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3. 相反神経支配の調整(拮抗筋の切り替えをスムーズに)
肩関節の屈伸・内外旋で、筋肉の切り替えを意識すると肩の動きがスムーズに。
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肩関節前後運動
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腕を前から上に上げ、ゆっくり下ろす
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上げる時は肩前面、下ろす時は肩後面の筋肉を意識
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10回×2セット
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外旋→内旋切り替え
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ゴムバンドやタオルを使って肩を外旋→内旋
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交互にゆっくり行い、肩甲骨の安定を意識
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4. 姿勢・日常生活の意識
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デスクワーク:背もたれに背中をつけ、肩はリラックス
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スマホ・PC:目線は肩と同じ高さで、うつむき姿勢を減らす
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休憩:1時間ごとに肩を回したり、腕を伸ばす
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睡眠:低めの枕で肩や首を自然な位置に
注意点
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痛みが強くなる場合は無理に行わず中止
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夜間痛がある場合は整体や医療機関で評価を受ける
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セルフケアは整体施術の補助として行うのが効果的
肩の痛みが慢性化していませんか?
肩峰下インピンジメント症候群は、過労筋の緩和・さぼり筋の活性化・相反神経支配の調整を組み合わせることで改善が可能です。
ななつほし整体院では、セルフケアのポイントをあなたの肩の状態に合わせて指導し、整体施術と組み合わせて根本改善をサポートします。