肩甲骨の役割と肩こり・姿勢との関係

ななつほし整体院がセルフケアでサポート

肩こりや腕のしびれ、肩の痛みなど、肩周りの不調に悩む方にとって、肩甲骨の役割を理解することは非常に重要です。

肩甲骨は、肩関節の動きや姿勢を支える「土台」であり、肩こり、胸郭出口症候群、肩峰下インピンジメント症候群などの不調に深く関わっています。

悪い姿勢や筋肉バランスの乱れ(過労筋・さぼり筋)、相反神経支配の不調が肩甲骨の機能を低下させ、さまざまな症状を引き起こします。

浦和のななつほし整体院では、肩甲骨の役割を重視し、整体と運動療法でその機能を回復させ、肩こりや関連不調の根本改善を目指します。

このページでは、肩甲骨の役割、肩こりや姿勢との関係、セルフケア(ストレッチ&エクササイズ)を詳しく解説。

**リリース(筋肉をゆるめる)**を先に、**エクササイズ(筋肉を強化)**を後に紹介し、快適な肩の動きを取り戻しましょう!

痛みが強い場合や続く場合は、ななつほし整体院にご相談を!

肩甲骨の役割とは?

肩甲骨(scapula)は、背中の上部に位置する三角形の平らな骨で、胸郭(肋骨)に沿って浮いた状態で存在します。
肩関節や腕の動き、姿勢を支える重要な役割を果たし、「上肢の土台」として機能します。
以下に、肩甲骨の主な役割を解説します:

  1. 肩関節の動きの土台
    • 肩甲骨は、上腕骨とつながる肩関節(肩甲上腕関節)の受け皿(関節窩)を提供。腕を上げる、回す、引く動作を支える。
    • 例:テニスのサーブや荷物を持ち上げる際、肩甲骨が適切に動くことで肩関節がスムーズに機能。
  2. 筋肉の付着点
    • 肩甲骨には17以上の筋肉(僧帽筋、前鋸筋、棘上筋、棘下筋など)が付着。これらが協調して肩や腕の動きを制御。
    • 例:僧帽筋下部が肩甲骨を下げ、前鋸筋が胸郭に固定することで、安定した動きを実現。
  3. 肩甲胸郭関節の役割
    • 肩甲骨は胸郭に直接関節でつながず、筋肉と靭帯で支えられる「肩甲胸郭関節」を形成。この関節が肩甲骨の滑らかな動き(上下、内外、前後)を可能に。
    • 例:腕を高く上げる際、肩甲骨が上方回旋し、肩峰下のスペースを確保。
  4. 姿勢の維持
    • 肩甲骨は背骨や骨盤と連動し、正しい姿勢を支える。肩甲骨の位置が悪いと、猫背やスマホ首が進行。
    • 例:肩甲骨が適切に寄せられると、背筋が伸び、胸が開いた姿勢に。
  5. 神経・血管の通り道
    • 肩甲骨周囲は、腕神経叢や鎖骨下動脈・静脈が通る胸郭出口の一部。肩甲骨の動きが悪いと、これらが圧迫され、しびれや冷たさを引き起こす。
    • 例:猫背で肩甲骨が前傾すると、胸郭出口が狭まり、腕のしびれが発生。

日本整形外科学会のデータによると、肩甲骨の機能低下は肩こりの60~70%、胸郭出口症候群や肩峰下インピンジメント症候群の50%以上に関与。肩甲骨の役割を理解し、適切なケアを行うことが、肩周りの不調改善の鍵です。

肩甲骨と肩こり・姿勢の関係

肩甲骨の機能低下は、悪い姿勢や筋肉バランスの乱れ(過労筋・さぼり筋)、相反神経支配の不調を引き起こし、肩こりや関連不調を悪化させます。
以下に、具体的な仕組みを解説します。

  1. 悪い姿勢による影響
    • 猫背:肩甲骨が前傾・内転し、僧帽筋上部が過緊張。肩こりや胸郭出口の圧迫が発生。
    • スマホ首:頭が前に出ると、肩甲骨が固定され、前鋸筋がさぼる。肩こりや腕のしびれが悪化。
    • 肩をすくめるクセ:僧帽筋上部が過労し、肩甲骨の動きが制限。肩こりや痛みが慢性化。
    • 寝姿勢:高い枕やうつ伏せ寝で肩甲骨が歪み、朝のこりが悪化。
  2. 過労筋とさぼり筋のアンバランス
    • 過労筋:僧帽筋上部、斜角筋、小胸筋、三角筋前部が過緊張し、肩甲骨を前方に引っ張る。肩こりや圧迫症状(胸郭出口症候群、肩峰下インピンジメント)を助長。
    • さぼり筋:僧帽筋下部、前鋸筋、棘下筋、小円筋が機能低下し、肩甲骨の安定性が失われる。肩関節の負担が増え、痛みや動きづらさが進行。
    • :デスクワークで前鋸筋がさぼると、肩甲骨が浮き、僧帽筋上部が過労して肩こりが悪化。
  3. 相反神経支配の乱れ
    • 肩甲骨の動きは、相反神経支配(収縮する筋肉と弛緩する筋肉の協調)で制御される。筋バランスが崩れると、拮抗筋が同時に緊張し、肩甲骨の動きがぎこちなくなる。
    • 例:僧帽筋上部が収縮する際、僧帽筋下部が緩まないと、肩甲骨の上方回旋が制限され、肩峰下の圧迫や肩こりが悪化。

研究では、肩甲骨の異常な動き(肩甲骨ジスキネジア)が肩こりの70%、肩峰下インピンジメント症候群の80%に関与すると報告されています。

肩甲骨のセルフケア

リリース(ストレッチ)&エクササイズ集

肩甲骨の機能を回復させるには、過労筋をゆるめ、さぼり筋を強化し、相反神経支配を整えるセルフケアが効果的です。
以下のストレッチとエクササイズは、肩甲骨周りの筋肉バランスを整え、肩こりや姿勢を改善するために設計されています。
初心者でも自宅で簡単にでき、整体と運動療法の考えを取り入れたものを厳選。
ななつほし整体院の専門知識に基づき、**リリース(過労筋をゆるめる)**を先に、**エクササイズ(さぼり筋を強化)**を後に紹介します。

リリース(過労筋をゆるめるストレッチ)

これらのストレッチは、硬くなった過労筋(僧帽筋上部、斜角筋、小胸筋など)をほぐし、肩甲骨の可動域を広げ、肩こりや圧迫を軽減します。

  1. 胸筋・小胸筋ストレッチ
    • 目的:小胸筋や胸筋の緊張をほぐし、肩甲骨の前傾を改善。
    • やり方
      1. 壁の角に立ち、片手を肩の高さで壁につく(肘を軽く曲げる)。
      2. 体をゆっくり前に倒し、胸筋と鎖骨下の小胸筋にストレッチ感を感じる。10秒キープ。
      3. 両側で1セット5回、1日2回。
    • ポイント:肩や腕に痛み・しびれが出ない範囲で。深呼吸を合わせると効果的。
    • 効果:肩甲骨を後方へ動かし、肩こりや胸郭出口の圧迫を軽減。
  2. 斜角筋ストレッチ
    • 目的:首の前の斜角筋をゆるめ、肩甲骨の動きをスムーズに。
    • やり方
      1. 椅子に座り、背筋を伸ばす。
      2. 右手を頭の左側に置き、首をゆっくり右に倒す(耳を右肩に近づける)。反対側の肩を軽く下げる。
      3. 軽いストレッチ感で5秒キープ。左も同様に。1セット5往復、1日2~3回。
    • ポイント:強く引っ張らない。痛みやしびれが出たら中止。
    • 効果:肩甲骨の安定性を高め、肩こりや腕のしびれを軽減。
  3. 肩甲骨回旋ストレッチ
    • 目的:僧帽筋上部をゆるめ、肩甲骨の可動域を広げる。
    • やり方
      1. 立って両手を肩に置き、肘で円を描くように肩甲骨を回す。
      2. 前回しと後ろ回しを各10回、1日2回。
    • ポイント:ゆっくり大きく動かし、痛みが出ない範囲で。首をリラックス。
    • 効果:肩甲骨の動きを改善し、肩こりや肩峰下の圧迫を軽減。

エクササイズ(さぼり筋の強化)

これらのエクササイズは、弱ったさぼり筋(僧帽筋下部、前鋸筋、棘下筋など)を強化し、肩甲骨の安定性と姿勢を改善します。
リリース後に筋肉がほぐれた状態で行うと効果的です。

  1. 肩甲骨寄せエクササイズ
    • 目的:僧帽筋下部と前鋸筋を強化し、肩甲骨の安定性を高める。
    • やり方
      1. 椅子に座るか立って、背筋を伸ばし、肩をリラックス。
      2. 両手を背中で組み、肩甲骨を中央に寄せるように胸を張る。
      3. 5秒キープし、ゆっくり戻す。1セット10回、1日2~3回。
    • ポイント:肩をすくめない。痛みが出たら動きを小さく。
    • 効果:肩甲骨の内転を強化し、猫背や肩こりを改善。
  2. 外旋エクササイズ
    • 目的:棘下筋や小円筋を強化し、相反神経支配を整える。
    • やり方
      1. 軽いゴムバンド(または500gのダンベル)を持ち、肘を90度に曲げて体に固定。
      2. 腕を外に開く(外旋)。5秒キープし、ゆっくり戻す。
      3. 1セット10回、1日2回。
    • ポイント:軽い負荷から始め、痛みが出ない範囲で。肘が体から離れないように。
    • 効果:肩甲骨の安定性を高め、肩峰下の圧迫を予防。
  3. 体幹ブリッジ
    • 目的:腹横筋や多裂筋を強化し、全身の姿勢を安定。
    • やり方
      1. 仰向けに寝て、膝を90度に曲げる。
      2. お尻を上げ、肩から膝まで一直線になるように5秒キープ。
      3. ゆっくり下ろす。1セット10回、1日2回。
    • ポイント:腰を反らしすぎない。痛みが出たら中止。
    • 効果:体幹の安定で肩甲骨への負担を軽減。

セルフケアを効果的にする生活習慣のポイント

ストレッチやエクササイズの効果を高め、肩甲骨の機能低下や肩こりの再発を防ぐには、以下の生活習慣の見直しが重要です:

  1. 正しい姿勢
    • デスクワークでは背筋を伸ばし、モニターを目線の高さに。1時間ごとに立ち上がり、肩を回す。
    • 例:モニターを目の高さに調整し、椅子に深く座る。
  2. スマホ・PCの使い方
    • スマホは目線の高さに持ち、20-20ルール(20分見て20秒遠くを見る)を採用。
    • 例:スマホスタンドを使い、首の前傾を防ぐ。
  3. 寝姿勢
    • 枕は低め(5~8cm)で首の自然なカーブを保つ。仰向けや横寝が理想。肩甲骨を圧迫しない。
    • 例:バスタオルを丸めて枕の高さを調整。
  4. 温熱ケア
    • ホットパックや入浴(10~15分)で肩甲骨周りを温め、血流を促進。急性期はアイシング(10分)を優先。
    • 例:温かいタオルを肩甲骨に巻き、ストレッチ前に筋肉をゆるめる。
  5. ストレス管理
    • 深呼吸や軽いウォーキングでリラックス。ストレスは僧帽筋上部の過緊張を悪化させる。
    • 例:寝る前に5分の深呼吸(4秒吸って4秒吐く)を習慣化。

ななつほし整体院のサポート

セルフケアを最大限に活かす

セルフケアは効果的ですが、肩こりや肩甲骨の不調が頻発する、痛みが3日以上続く場合は、筋肉バランスや相反神経支配の乱れが根深い可能性があります。
ななつほし整体院では、整体と運動療法を組み合わせ、セルフケアを強化し、根本改善を目指します。
以下は、当院のサポート内容です:
  1. 個別対応のカウンセリング
    • 肩こりや痛みの詳細、生活習慣(スマホ使用、寝姿勢、スポーツ)、年齢、既往歴を詳しく伺い、肩甲骨の機能を評価。
    • 例:デスクワーカーには猫背の影響を、スポーツ選手には肩甲骨の動きを重点評価。
  2. 整体で筋肉バランスを整える
    • 過労筋(僧帽筋上部、斜角筋)を筋膜リリースでほぐし、さぼり筋(僧帽筋下部、前鋸筋)を活性化。
    • オステオパシー的手技で骨盤・背骨・肩甲骨を矯正、相反神経支配を整える。
    • 例:猫背の方には、肩甲骨の内転調整と僧帽筋下部の活性化を重視。
  3. 運動療法で強化と予防
    • 個別にカスタマイズしたエクササイズ(肩甲骨寄せ、外旋、体幹ブリッジ)を指導。肩甲骨の安定性と姿勢を強化。
    • 例:外旋エクササイズを週3回指導し、肩甲骨の動きを改善。
  4. 継続ケアとカスタム指導
    • 自宅でのセルフケアを生活に合わせてカスタマイズ(例:デスクワーカーにはモニター高さ指導)。
    • 例:スポーツ選手には動作フォームの改善指導を追加。

ななつほし整体院の強み

  • 個別対応:部活、仕事、家事など、あなたの生活に合わせた施術と指導。
  • 整体+運動療法:肩甲骨から全身の連動を整え、快適な体を実現。
  • 丁寧な説明:原因とセルフケアをわかりやすく解説。
  • 通いやすい環境:浦和でアクセス便利、リラックス空間。

今すぐセルフケアで肩甲骨の機能をリセット!

肩甲骨の機能低下は、肩こりや姿勢不良、胸郭出口症候群、肩峰下インピンジメント症候群の原因。
セルフケアで症状を和らげつつ、根本改善には整体と運動療法のサポートが効果的です。
以下のサインに心当たりがありましたら、浦和整体院ななつほしまでご相談下さいね。
  • 「肩がいつもこっている」
  • 「腕を動かすと痛む、しびれる」
  • 「姿勢が悪く、背中が丸まる」

ななつほし整体院では、セルフケアを効果的に活かし、整体と運動療法で肩甲骨の機能を回復して、根本改善を目指します。
肩こりを繰り返す前に、一歩を踏み出しましょう!

ななつほし整体院が、あなたの健康を全力でサポートします。

セルフケアと整体で肩甲骨の機能を最適化

肩甲骨は、肩関節の動き、姿勢、神経・血管の通り道を支える「上肢の土台」。
悪い姿勢や筋肉バランスの乱れ(過労筋:僧帽筋上部、さぼり筋:前鋸筋など)、相反神経支配の不調が肩こりや関連不調を引き起こします。
**リリース(胸筋・斜角筋ストレッチ、肩甲骨回旋)**で過労筋をゆるめ、**エクササイズ(肩甲骨寄せ、外旋、体幹ブリッジ)**でさぼり筋を強化。
生活習慣(姿勢、スマホ使用、寝姿勢)の見直しで再発を防ぎます。
ななつほし整体院では、整体と運動療法でセルフケアを強化し、根本改善目指します。
さいたま市浦和で肩こりや肩甲骨の不調にお悩みの方は、浦和整体院ななつほしまでご相談下さいね。
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浦和整体院 ななつほし

浦和整体院 ななつほし

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