筋筋膜性疼痛症候群(MPS)かも?

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)かも?

筋筋膜性疼痛症候群(きん きんまくせいとうつうしょうこうぐん)という疾患をご存知でしょうか?

MPSとも称されるこの疾患は、椎間板ヘルニアや半月板損傷等と誤認されることが多く、非常に認知度が低い疾患です。

【筋筋膜性疼痛症候群の原因】

筋筋膜性疼痛症候群とは、身体の特定部位に痛みやしびれを感じる疾患です。

運動等で筋肉に負荷がかかると、筋繊維に小さな断裂が起きます。このとき起きる痛みが、一般的に言われる「筋肉痛」です。

通常は数日から1週間程度で改善するものですが、新たに筋肉に負荷をかけたり過剰に冷やしたりすることにより血行が悪くなると、筋肉に痙攣が起きます。

この痙攣が起きた部位を起点にして、痛みやしびれが発生する状態を筋筋膜性疼痛症候群と呼ぶのです。

この状態ですと、普通の筋肉痛とはくらべものにならない痛みとしびれが続きます。

また、痛みの原因になっている部位と一番痛む部位が必ずしも一致するわけではないので、痛む部位に湿布を貼ったりマッサージをしても効果が上がらないことがほとんどです。

この、痛みの原因となる筋肉が痙攣している部位を「トリガーポイント」と呼びます。

症状を確実に改善するためには、この「トリガーポイント」を見つけて痙攣を取り除かないといけないということですね。

ここの疾患の原因になるのは、筋肉の損傷だけではなく、貧血やカルシウム・カリウム・鉄分、ビタミンC/B-1/B-6/B-12の不足も原因になると考えられています。

【筋筋膜性疼痛症候群の症状】

筋筋膜性疼痛症候群は全身の筋肉で起きる可能性がありますが、複数部位が同時に痛むことはあまりありません。

筋筋膜性疼痛症候群が原因と考えられる症状は意外に多く、以下の病気や症状でお悩みの方は、この筋筋膜性疼痛症候群(MPS)かもしれません。

  • 顎関節症
  • 緊張型頭痛
  • 頸肩腕症候群
  • 五十肩
  • 腱鞘炎
  • テニス肘
  • 椎間板ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症
  • 椎間板症
  • 腰椎すべり症
  • 変形性膝関節症
  • 半月板障害
  • 変形性股関節症

また、痛む部位と痛みの原因になる部位「トリガーポイント」は必ずしも一致しません。

たとえば、肩甲骨あたりの筋肉に痙攣が起きることで肩から腕にかけて痛みとしびれが発生する場合もあるのです。

「トリガーポイントの血行が悪くなっているため、その部位に冷えや不快感を覚える方もおられるようです。

【筋筋膜性疼痛症候群を見つけるためには】

筋筋膜性疼痛症候群の認知度の低い原因のひとつが、画像診断やレントゲンといった西洋医学の検査法で見つけにくいという点です。

この疾患は筋肉の異常に由来するもののため、レントゲン等で発見することは非常に困難なのです。

そのため、椎間板ヘルニアや半月板損傷等が画像で見つかると、それらの画像上の骨の変形が原因だと誤認されることが多いというわけです。

痛みやしびれの原因を見抜き、適切に「トリガーポイント」の痙攣を改善させるためには、筋筋膜性疼痛症候群の知識と経験が豊富な専門家にお問い合わせくださいね。

症状について詳しくはこちら

筋筋膜性疼痛症候群

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