こんにちは。
さいたま市浦和区のななつほし整体院です。
「テニスのバックハンドで肘の外側が痛い」
「物を握ったりねじると違和感がある」
「湿布や安静で一時的に良くなるけど、また痛みがぶり返す」
そんな**肘の痛み=テニス肘(外側上顆炎)**にお悩みの方は多いです。
テニス肘は「肘の使いすぎ」や「フォームの問題」と思われがちですが、実は股関節の回旋不足(内旋・外旋の制限)が大きく関係しています。
股関節の動きが悪いと、体幹や骨盤の回転が十分に行えず、その代償として腕や肘が過剰に使われる。
その結果、肘の外側にある前腕伸筋群(特に短橈側手根伸筋)に負担が集中し、炎症が起きやすくなるのです。
ななつほし整体院では、肘だけでなく**股関節・体幹・姿勢の連動(運動連鎖)**を重視し、整体・鍼灸・運動療法で根本改善を図ります。
このページでは、テニス肘のメカニズム、股関節との関係、そして当院の具体的な改善アプローチを、専門的かつわかりやすく解説します。
■ テニス肘(外側上顆炎)とは?
テニス肘は、肘の外側にある「外側上顆」と呼ばれる部分に付着する筋肉(前腕伸筋群)の腱に炎症や微細損傷が起こる状態です。
テニスプレイヤーに多くみられますが、実際はデスクワーク、料理、掃除、育児、力仕事など日常動作でも発症します。
主な症状
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握る、物を持ち上げる、タオルを絞るときに肘の外側が痛む
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バックハンドで肘の外側がズキッとする
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前腕に張り感やこわばり
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握力の低下
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安静にしても違和感が残る
軽度では筋肉の疲労感ですが、進行すると炎症や腱の微細断裂を伴い、慢性化するケースもあります。
■ 股関節の回旋不足がテニス肘を悪化させる理由
テニス肘の本質的な原因のひとつが、「股関節の回旋制限」による運動連鎖の乱れです。
つまり、股関節が十分に動かないことで、骨盤・体幹・肩・肘の連動が崩れ、結果的に肘が過剰に働かされるという構造です。
① 股関節の役割
股関節は下半身と上半身をつなぐ回転軸です。
テニスでは、フォアハンドやバックハンド、サーブなどの動作の始動点であり、スイングの「力の源泉」となります。
② 回旋不足による影響
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股関節が硬い(内旋・外旋の動きが制限されている)
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骨盤・体幹の回転が小さくなる
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腕や手首の動きで無理にスイングを補う
↓ -
前腕伸筋群(特に短橈側手根伸筋)が過剰に働き、肘外側の腱にストレス集中
これが、テニス肘発症の典型的なメカニズムです。
■ 運動連鎖(キネマティックチェーン)から見る肘と股関節の関係
人の体は「一部の動きが他の部位に影響を与える」ようにできています。
テニスの動作は、下半身から順に「股関節 → 骨盤 → 体幹 → 肩 → 肘 → 手首 → ラケット」という運動連鎖で力が伝わります。
しかし、股関節の回旋が制限されるとこの連鎖が途中で途切れ、上半身の筋肉が過剰に働くようになります。
バックハンド時の例
右利きプレイヤーの場合:
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右股関節の外旋不足 → 骨盤が十分に回らない
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体幹のねじりが小さくなる → 肩や腕で無理に回転を補う
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手首や前腕に過剰な力が入り、前腕伸筋群が疲労
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結果、外側上顆に炎症が起こる
フォアハンド・サーブ時の例
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左股関節の内旋不足 → 骨盤が前方へスムーズに回らない
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肩の動きに頼りすぎ、肘の屈伸運動が強調される
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前腕伸筋群が過剰に収縮 → 外側上顆にストレス蓄積
■ 関連する筋肉と姿勢の問題
股関節回旋筋群のアンバランス
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大殿筋・中殿筋の弱化 → 骨盤の安定性低下
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梨状筋・腸腰筋の緊張 → 回旋制限を引き起こす
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結果、骨盤の回転が硬くなり、スイングが肩・肘主導になる
骨盤と姿勢の影響
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骨盤前傾:腰が反り、上半身の動きが過剰に前方へ。肘への負担増。
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骨盤後傾:体幹のねじれが小さくなり、腕だけでスイング。
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猫背:肩甲骨の可動が減り、肘の負担が増す。
つまり、股関節だけでなく骨盤・姿勢・体幹の機能低下もテニス肘のリスクを高めるのです。
■ ななつほし整体院のアプローチ:肘と股関節の「運動連鎖」を整える
当院では、テニス肘を単なる局所の炎症ではなく、「全身のつながりの乱れ」として捉え、以下の5ステップで根本改善を目指します。
① 丁寧な問診と分析
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痛みの出る動作(バックハンド、握る、ねじる)を確認
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テニスのフォームやラケットの使い方、デスクワーク姿勢なども分析
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股関節の回旋可動域・骨盤の歪み・筋力バランスを評価
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動画や体幹バランステストで「運動連鎖のどこが乱れているか」を特定
💡 原因を「見える化」することで、再発予防まで計画的に対応。
② 過労筋リリース(使いすぎた筋肉をゆるめる)
肘・股関節の過緊張を取り除くことで、痛みと炎症を鎮めます。
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筋膜リリース:前腕伸筋群、腸腰筋、梨状筋、大殿筋を中心に施術
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鍼灸:深層の筋緊張を緩和し、血流を促進
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関節モビライゼーション:肘関節・股関節の微細な動きを回復
💡 リリース後、肘の動きが軽くなり、スイング時の引っかかりが軽減します。
③ さぼり筋の活性化(動いていない筋肉を再教育)
股関節の安定を担う筋肉(大殿筋・中殿筋・腹横筋)を活性化。
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弱化筋への神経促通法(PNF、運動誘導)
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体幹を使ったエクササイズ(ヒップリフト、ブリッジ、スクワット)
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動的安定性を高める運動療法
💡 股関節が安定することで、肘へのストレスが大幅に減少。
④ 相反神経支配の再調整(筋肉の協調性を整える)
肘・股関節・体幹の動きを連動させる神経調整を行います。
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手技で拮抗筋(屈筋・伸筋)の協調を回復
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股関節と肩関節の動作連動を再学習
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スイング時の「力の伝わり方」を脳に再教育
💡 これにより、「腕だけで打つ」動きが減り、全身を使った自然なフォームへ。
⑤ 姿勢・歩行・ショットフォームの改善
施術で整えた状態を維持するため、姿勢・フォーム指導を行います。
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骨盤矯正+仙腸関節調整
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肩甲骨可動域アップエクササイズ
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正しいラケットワークと重心移動指導
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デスクワーク姿勢・日常生活の肘の使い方指導
💡 「正しい姿勢 × 正しい動作」が再発防止の鍵です。
■ 個別対応と継続ケア
当院では、年齢・運動量・職業・フォームの癖などを考慮し、一人ひとりに最適な施術プランを作成します。
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テニス愛好者:フォーム修正・再発予防エクササイズ
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デスクワーカー:姿勢改善・肩甲骨ストレッチ
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主婦・高齢者:日常動作での負担軽減トレーニング
さらに、回復後も月1メンテナンスで筋バランスを整え、再発を防止します。
■ ななつほし整体院の強み
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 専門性 | 国家資格(鍼灸師・柔道整復師)保持。運動連鎖理論に基づく施術。 |
| 経験 | 臨床25年以上、スポーツ障害・慢性痛の改善実績多数。 |
| 全身アプローチ | 肘だけでなく、股関節・骨盤・体幹まで総合的に調整。 |
| 説明力 | 原因・施術方針を図や動作でわかりやすく説明。 |
| 地域密着 | 浦和駅近く、さいたま市全域から通いやすい立地。 |
■ このような方はご相談ください
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バックハンドで肘の外側がズキッと痛む
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握る・ねじる動作で肘がつらい
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股関節の動きが硬く、スイングが小さく感じる
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テニス肘が慢性化し、再発を繰り返している
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病院で「異常なし」と言われたが痛みが続く
■ まとめ:股関節を整え、肘の負担を減らす
テニス肘は、肘だけを見ても根本解決できません。
股関節や体幹の動きを整え、全身の運動連鎖を正常化することで、
はじめて**「痛みの出ないスイング」**が実現します。
ななつほし整体院では、
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過労筋とさぼり筋のバランス調整
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股関節・体幹・肘の連動再教育
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鍼灸+整体+運動療法のトリプルアプローチ
で、あなたのテニスライフをサポートします。
📍さいたま市浦和のななつほし整体院
テニス肘・スポーツ障害・慢性痛の専門整体院
「打つたびに痛む肘」から、「自由にスイングできる肘」へ。
🔹股関節と肘、全身のつながりを整えて根本改善を目指しましょう。
ご予約・ご相談はお気軽にどうぞ。






