長腓骨筋と後脛骨筋が関係する足関節の底背屈と全身への影響

人の体は「部分の集まり」ではなく「全体のつながり」で動いています。
その中でも足首は、地面からの力を最初に受け止める重要な関節であり、全身の動きに大きな影響を及ぼします。特に 長腓骨筋(外側)後脛骨筋(内側) の働きは、足関節の安定性とスムーズな底背屈に欠かせない存在です。

長腓骨筋と後脛骨筋の役割

  • 長腓骨筋:足の外側にあり、足首を外へ引き下げるように働きます。歩行や走行時には母趾の安定にも関わり、推進力を支えます。

  • 後脛骨筋:足の内側を支える筋肉で、足のアーチ(内側縦アーチ)を保持しながら内側へ引き上げる働きを担います。

この二つは「拮抗しながら協力」する関係にあり、バランスよく働くことで足首の動きは滑らかになります。

過労筋とさぼり筋の視点から

しかし、現代人の多くは足首を十分に使わずに生活しています。

  • スニーカーやハイヒールなど靴の影響

  • デスクワーク中心の生活

  • 運動不足による筋力低下

これらにより、どちらかの筋肉だけが「過労筋」となり、反対側が「さぼり筋」になってしまう ことが多いのです。

たとえば、長腓骨筋ばかりが頑張ると後脛骨筋はさぼりがちになり、結果として足のアーチが崩れて扁平足や外反母趾につながるケースがあります。逆に、後脛骨筋ばかり働いて長腓骨筋が休んでいると、足首の外側が不安定になり捻挫を繰り返すこともあります。

相反神経抑制と足関節の連動

筋肉は一方が働くとき、反対側は自然に緩む「相反神経抑制」という神経の仕組みを持っています。
しかし、過労筋とさぼり筋のバランスが崩れると、この仕組みが正しく働かなくなります。

  • 本来緩むべき筋肉が緊張したまま → 関節がスムーズに動かない

  • 必要なときに働くはずの筋肉がさぼる → 別の部位が代償して無理をする

こうして足関節の底背屈はぎこちなくなり、その影響は膝・股関節・骨盤・背骨へと広がっていきます。

全身に及ぼす影響

足首のわずかな崩れが、全身の動きに波及するのは珍しくありません。

  • 足首の不安定 → 膝への過剰な負担

  • 膝のねじれ → 股関節や骨盤の歪み

  • 骨盤の傾き → 腰痛や肩こり、首のこり

つまり、長腓骨筋と後脛骨筋のバランスが乱れると、体の動作連鎖全体に影響し、「局所の痛み」ではなく「全身の不調」へとつながるのです。

ななつほし整体院の施術方針

当院では、症状のある部分だけをケアするのではなく、過労筋とさぼり筋の関係を整え、相反神経抑制を正常に戻す施術 を行っています。
特に足首は「体の土台」であり、ここを調整することで全身の動きがスムーズになり、膝や腰の痛みが軽減するケースも多く見られます。

  • 過労筋をゆるめる施術

  • さぼり筋を目覚めさせるエクササイズ指導

  • 相反神経抑制を取り戻す動作の再教育

これらを通じて、根本的な改善と再発予防を目指します。

ご予約・ご相談について

「膝や腰がつらいけど、実は足首が原因かもしれない…」
「どこに行っても繰り返す痛みを根本から整えたい」

そんな方は、ぜひ ななつほし整体院 にご相談ください。
あなたの体の連鎖を見極め、一人ひとりに合わせた施術とセルフケアでサポートいたします。

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足首の痛み

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浦和整体院 ななつほし

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