⚾ 野球肩とは? ― 投球動作と全身のバランスから考える ―

「ボールを投げると肩が痛い」
「肩の奥がズキッとする」
「練習後に肩が重く、翌日まで違和感が残る」

こうしたお悩みを抱える方に多くみられるのが、**野球肩(やきゅうかた)**と呼ばれる状態です。

野球肩とは、主に投球動作を繰り返すことで、
肩の関節や筋肉・腱などに負担がかかり、痛みや動作制限が起こる総称です。
特にピッチャーや外野手など、肩を酷使するポジションの選手に多くみられます。

しかし、野球肩は「肩だけの問題」ではありません。
**体全体の使い方、筋肉の協調性、運動連鎖(からだのつながり)**が密接に関係しています。

浦和のななつほし整体院では、
痛みのある肩だけをみるのではなく、
「なぜそこに負担が集中してしまったのか」という原因を、
全身のバランスの中から丁寧に探っていきます。

第1章 野球肩とは何か

「野球肩」とは医学的な病名ではなく、
投球による肩の障害を総称した言葉です。

肩の関節は非常に自由度が高く、腕を360度近く動かすことができます。
その分、安定性に乏しく、筋肉や腱、関節包(かんせつほう)などの軟部組織が支える構造になっています。

繰り返しの投球や無理なフォームが続くと、
それらの組織にストレスが蓄積し、炎症や損傷が生じやすくなります。

野球肩の主な症状

  • 投球動作時の肩の痛み(特にリリース時・フォロースルー時)

  • ボールが思うように投げられない

  • 肩を動かすと「ひっかかる」「重い」感覚

  • 肩の可動域の制限(特に外旋・挙上時)

  • 夜間の疼痛(寝ているときの痛み)

  • 肩だけでなく、肘や背中にまで痛みが広がる

第2章 野球肩の主な分類

野球肩にはさまざまなタイプがあります。
代表的なものを以下に挙げます。

種類 主な特徴
腱板炎(けんばんえん) 肩を支える腱板(インナーマッスル)の炎症
上腕二頭筋長頭腱炎 力こぶの腱が肩の前で擦れて炎症を起こす
関節唇損傷(SLAP損傷) 肩の関節内の軟骨が剥がれ、引っかかりや痛みを生じる
インピンジメント症候群 肩の骨と腱がぶつかり合って痛みが出る
リトルリーガーショルダー(成長期) 成長軟骨部に繰り返しのストレスがかかることによる炎症

これらの症状の根本には、
肩の動きと全身の連動がうまく働いていないことが多くあります。

第3章 肩に負担をかける「さぼり筋」と「過労筋」

人間の体は、特定の筋肉が働きすぎて(過労筋)、
別の筋肉があまり使われなくなる(さぼり筋)というバランスの乱れを起こすことがあります。
このアンバランスが長期化すると、
一部の関節や筋肉に過剰な負担が集中し、痛みや炎症が起こりやすくなります。

⚡ 過労筋(働きすぎている筋肉)

  • 三角筋(特に前部):投球時に腕を上げる動作で酷使される

  • 上腕二頭筋:ボールをリリースする瞬間に強く働く

  • 僧帽筋上部・肩甲挙筋:肩をすくめる姿勢で緊張

  • 大胸筋・小胸筋:投球動作の際、腕を前に出す動きで働きすぎる

これらの筋肉が過度に緊張すると、
肩関節の可動性が低下し、肘や手首にまで負担が及びます。

🌱 さぼり筋(働けていない筋肉)

  • 棘下筋・小円筋:肩を外旋するインナーマッスル

  • 前鋸筋:肩甲骨を前方に滑らせ、安定させる働き

  • 下部僧帽筋:肩甲骨を下げ、肩をスムーズに回転させる

  • 広背筋:投球時の引き動作に関与

これらの筋肉がうまく働かないと、
投球動作の「後ろから前への力の伝達」がスムーズにいかず、
結果として肩の前側や上側にストレスが集中します。

第4章 相反神経抑制 ― 投球動作における筋肉の切り替え

投球動作では、
力強く腕を振る「アクセル筋」と、
動きを制御する「ブレーキ筋」が絶妙に切り替わる必要があります。

これがスムーズに行われないと、
アクセルを踏みながらブレーキをかけているような状態になり、
筋肉や腱に大きな負担がかかります。

この切り替えのメカニズムを「相反神経抑制」といいます。

たとえば、

  • 肩を前に振り出すとき:大胸筋・三角筋前部が働く(アクセル)

  • 同時に:棘下筋・小円筋などの外旋筋はゆるむ(ブレーキ解除)

ところが、フォームの崩れや過度な緊張があると、
この神経反射の切り替えが乱れ、
両方の筋肉が同時に力み、結果として炎症や違和感を生じやすくなります。

第5章 運動連鎖 ― 肩だけではない「全身で投げる」という考え方

投球は、肩だけの動作ではありません。

地面を蹴る足の力 → 骨盤 → 体幹 → 胸郭 → 肩 → 肘 → 手首 → 指先

このように、全身の動きが“連鎖”してボールに力を伝えます。
これを「運動連鎖(kinetic chain)」と呼びます。

運動連鎖が崩れるとどうなる?

  • 下半身の力がうまく上半身に伝わらない

  • 体幹の安定性が低下し、肩で力を出そうとする

  • 肩甲骨の動きが制限され、肩関節の動作が無理をする

結果として、肩周辺の筋肉や腱がオーバーワークになり、
野球肩のリスクが高まります。

第6章 姿勢・フォームと野球肩の関係

投球時の姿勢やフォームのわずかな崩れが、
肩の負担に大きく影響します。

  • 骨盤が後傾している

  • 胸郭が硬く、肩甲骨が動かない

  • 頭が前に出ている(ストレートネック傾向)

  • 背中が丸まり、肩が内巻きになっている

こうした姿勢では、
投球動作の軸が安定せず、
肩のインナーマッスルに過剰な負担がかかります。

フォームだけを変えても、
その土台となる体の使い方が整っていないと、再発しやすいのです。

第7章 成長期の野球肩

中学生~高校生の成長期には、
骨や軟骨がまだ発達途中のため、
筋肉の強さとのバランスが崩れやすい時期です。

成長軟骨に繰り返しのストレスがかかると、
**リトルリーガーショルダー(上腕骨近位骨端線離開)**などを起こすことがあります。

この時期は、単なる「投げすぎ」だけでなく、

  • 筋肉の柔軟性の低下

  • 体幹の弱さ

  • 姿勢の乱れ

  • 練習後のケア不足

なども重要な要因となります。

第8章 浦和ななつほし整体院の考え方

浦和ななつほし整体院では、
野球肩に対して肩だけをみるのではなく、
全身のバランスや動作パターンを確認しながらサポートを行っています。

アプローチのポイント

  • 肩甲骨と体幹の連動を確認

  • 骨盤や下半身の動きとの関係を評価

  • 使いすぎている筋肉(過労筋)の緊張を緩和

  • 働きにくい筋肉(さぼり筋)の協調を促す

刺激はやさしく、
体の自然な動きを引き出すことを重視しています。

第9章 ななつほし整体院のモットー

🤝 一緒に整える整体

ななつほし整体院のモットーは、
「施術者とお客様がチームになって体と向き合うこと」。

ただ“受けるだけ”の時間ではなく、
日常の姿勢や体の使い方を一緒に見直していくことを大切にしています。

🌿 「卒業できる整体」へ。

通い続けることを目的とせず、
自分の体を自分で守れる状態へ導くことを目指しています。

第10章 野球肩の再発予防と体づくりの考え方

投球フォームを改善するためには、
まず体の動きの土台を整えることが大切です。

  • 肩甲骨がスムーズに動くこと

  • 骨盤・体幹が安定していること

  • さぼり筋と過労筋のバランスが取れていること

これらが整うことで、
肩への局所的な負担が軽減され、パフォーマンスも自然と向上します。

第11章 まとめ ― 肩は「全身で投げるための一部」

野球肩は、投げる肩そのものの問題ではなく、
体全体の連動がうまく働かないことによるサインといえます。

  • 過労筋とさぼり筋のアンバランス

  • 相反神経抑制の乱れ

  • 運動連鎖の崩れ

  • 姿勢やフォームの偏り

これらを理解し、体を整えることで、
再び快適にプレーできる可能性が広がります。

もし、

  • 投球時に肩が痛い

  • 練習後の張りが取れない

  • フォームを整えたいのに痛みが出る

と感じている方は、
体が「バランスを見直したい」というサインかもしれません。

浦和のななつほし整体院では、
肩や腕だけでなく、全身の動きを確認しながら、
一人ひとりに合わせたサポートを行っています。

 浦和・さいたま市で野球肩を根本改善したい方へ

「痛みを取る」だけでなく、「投げられる体を取り戻す」――
それが、ななつほし整体院の目指すゴールです。

肩の痛みを繰り返す選手も、適切なケアと体の使い方を身につければ、再発を防ぎながらプレーを続けられます。

✔ 投球後の肩の違和感が取れない
✔ 投げ方を直しても痛みが続く
✔ 病院で異常なしと言われたが投げると痛い

そんな方は、一度ご相談ください。
ななつほし整体院では、整体と運動療法の両面から「肩の機能」と「全身の連動性」を整え、再発しにくい体を目指します。

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浦和整体院 ななつほし

浦和整体院 ななつほし

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