こんにちは。
さいたま市浦和のななつほし整体院です。
「階段を上ると膝がズキッと痛む」
「しゃがむと膝が不安定で、グラつく」
「歩く時に膝の外側に違和感がある」
そんな膝の痛み、実は**“膝のねじれ(Knee-in Toe-out)”**が関係しているかもしれません。
膝のねじれとは、太ももの骨(大腿骨)が内側に捻れ、膝下の骨(脛骨)が外側に捻れる状態のこと。
見た目には「膝が内に入り、つま先が外を向く」姿勢になります。
この状態が続くと、膝関節の軌道がずれ、膝蓋骨(お皿)や軟骨、靭帯などに負担が集中し、慢性的な膝痛や変形性膝関節症の前段階にもつながります。
ななつほし整体院では、膝のねじれを**「筋肉・姿勢・神経バランスの乱れ」**と捉え、整体と鍼灸の両面から根本的な改善を目指しています。
今回は、自宅で簡単にできる膝のねじれ改善セルフケアを詳しくご紹介します。
整体効果を維持・促進するためにも、ぜひ日々の習慣に取り入れてください。
膝のねじれ(Knee-in Toe-out)とは?
膝のねじれ(Knee-in Toe-out)は、以下の特徴的な動きを伴う状態です。
-
Knee-in: 膝が内側に倒れる(内反)
-
Toe-out: つま先が外側を向く(外旋)
つまり、太ももの骨が内にねじれ、すねの骨が外にねじれることで、膝関節に「ねじれ応力」が生じます。
結果として──
-
膝蓋骨が外側に引っ張られる
-
膝蓋下脂肪体や靭帯が刺激される
-
階段やしゃがみ動作で膝の外側が痛む
という症状を引き起こします。
この「ねじれ」は、一見すると小さな歪みに見えますが、放置すると膝関節の軟骨や半月板にも悪影響を及ぼします。
実際、変形性膝関節症の初期段階では、このKnee-in Toe-outの傾向が強く見られるケースも多いのです。
膝のねじれを引き起こす5つの原因
① 筋肉のアンバランス
膝周囲には、**過労筋(使いすぎの筋肉)とさぼり筋(うまく働かない筋肉)**があります。
このバランスが崩れることで、膝がねじれやすくなります。
過労筋:硬くなりやすい筋肉
-
外側広筋(太もも外側):膝のお皿を外に引っ張る
-
腸脛靭帯:すねを外にねじる(Toe-out)
-
大腿二頭筋(ハムストリング外側):脛骨を外旋
さぼり筋:弱くなりやすい筋肉
-
内側広筋:膝蓋骨の内側安定性を保つ
-
半腱様筋・半膜様筋:脛骨を内側に戻す働き
-
大殿筋・中殿筋:骨盤の安定を支える
このアンバランスが続くと、膝のお皿が外側に引っ張られ、膝関節がねじれたまま動くため痛みが出ます。
② 不良姿勢・骨盤の歪み
姿勢の乱れは膝の動きに直結します。
-
骨盤前傾(反り腰):重心が前に移動し、膝が内に倒れやすい
-
骨盤後傾(猫背):お尻の筋肉が使えず、膝が不安定
-
扁平足やO脚・X脚:足首から膝へ連鎖的にねじれが伝わる
特に、デスクワークや長時間の座位が多い方は、骨盤の傾きが固定化しやすく、膝のねじれを悪化させます。
③ 繰り返しの負荷・誤った動作
ランニング、階段の昇り降り、しゃがみ動作などを繰り返すと、筋肉に偏った負担が蓄積します。
特にランナーの膝痛の多くは、腸脛靭帯の過緊張による外旋ストレスが関与しています。
④ 靴・動作フォームの問題
合わない靴や硬い靴底、つま先が外を向いた歩行フォームは、膝を外方向にねじります。
日常の「ちょっとした癖」こそ、膝を歪ませる原因です。
⑤ 生活習慣・筋疲労の蓄積
長時間座る・運動不足・体重増加なども、膝関節に負担をかけます。
動かさない時間が長いと、筋肉が硬直し、ねじれが固定化してしまいます。
膝のねじれが痛みを引き起こすメカニズム
-
外側の筋肉(外側広筋・腸脛靭帯)が硬くなる
-
膝蓋骨が外へ引っ張られる
-
内側の筋肉が弱く、軌道がずれる
-
膝の軟骨や脂肪体に摩擦・炎症が起こる
-
痛みが出てさらに筋肉が硬直 → 負のループへ
このように、膝痛は「構造の問題」と「筋肉バランスの問題」が同時に関わっています。
ななつほし整体院では、相反神経支配(一方の筋肉が働くと反対側は緩む神経反応)を整える施術で、この悪循環を断ち切ります。
自宅でできる膝のねじれセルフケア【5〜10分でOK】
STEP1:リリース(過労筋を緩める)
外側広筋・腸脛靭帯リリース
-
横向きに寝てフォームローラーを太ももの外側に当てる
-
ゆっくり上下に動かし、硬い部分で10秒キープ
-
1分×2セット(お風呂上がりが効果的)
→ 外側の緊張が取れ、膝蓋骨の軌道が安定。
大腿二頭筋ストレッチ
-
仰向けで片足を伸ばし、もう一方の膝をタオルで持ち上げる
-
つま先を軽く外に向けて裏太ももを伸ばす
-
20〜30秒×2セット
→ 脛骨の外旋を抑え、膝のねじれを減少。
STEP2:エクササイズ(さぼり筋を活性化)
内側広筋強化(膝伸ばしキープ)
-
椅子に座り、片足を伸ばして膝を軽く曲げる
-
5秒キープ×10回×2セット
ヒップリフト(大殿筋・中殿筋強化)
-
仰向けで膝を曲げ、お尻を上げて3秒キープ
-
10回×2セット
ハムストリング内側強化
-
うつ伏せで膝を90度曲げ、つま先を内向きに
-
かかとをお尻に寄せて3秒キープ×8回
→ 骨盤・大腿骨・膝の連動を回復。
STEP3:姿勢・歩行を整える
-
立位では膝を軽く緩め、つま先を正面に
-
座位では骨盤を立て、猫背を防ぐ
-
歩行時は「かかと→つま先」の重心移動を意識
-
靴はアーチサポートとクッション性のあるものを選ぶ
STEP4:炎症管理と休息
-
痛みや腫れがある時は保冷剤を10分冷却
-
スポーツや階段は一時的に控え、炎症を沈める
-
冷却後は軽いストレッチで血流促進
セルフケアの注意点
-
強い痛みがある場合は中止し、専門家に相談
-
継続が何より大切。1日5分を習慣化することが改善の鍵
-
症状が2週間以上続く場合は、変形性膝関節症や半月板損傷の可能性もあるため医師の診断を推奨
ななつほし整体院からのメッセージ
膝のねじれ(Knee-in Toe-out)は、ただの「筋肉のコリ」ではありません。
姿勢・骨盤・筋肉・神経の連携が崩れて起こる、全身バランスの問題です。
ななつほし整体院では、
-
筋膜リリース
-
相反神経支配の調整
-
姿勢・歩行指導
-
鍼灸による血流改善
を組み合わせ、あなたの膝を**「ねじれのない自然な動き」**に導きます。
よくある質問
Q. どのくらいで改善しますか?
A. 軽度の方で2〜3週間、慢性化している方でも1〜3ヶ月で動きの安定を感じる方が多いです。
Q. 膝が痛い時でもセルフケアをしていい?
A. 痛みが軽い時はOK。強い痛みがある時は冷却と休息を優先し、整体後に再開しましょう。
Q. 鍼灸は膝のねじれにも効果がありますか?
A. はい。筋肉や靭帯の緊張を和らげ、神経反射を整えることで関節の動きがスムーズになります。
🌿まとめ
膝のねじれ(Knee-in Toe-out)は、放置すると慢性化しやすい問題ですが、
正しい整体+日々のセルフケアで十分に改善が可能です。
「膝の痛みで階段や正座がつらい」
「セルフケアをしても改善しない」
そんな方は、ぜひ一度さいたま市浦和のななつほし整体院へご相談ください。
症状の原因を丁寧に分析し、あなたの膝に合った施術とホームケアを提案いたします。
症状について詳しくはこちら
【さいたま市浦和】膝の痛みでお悩みの方へ|ななつほし整体院が伝える「運動連鎖で整える」膝痛改善法
関連記事
- 膝の痛みの本当の原因とは? 〜股関節の動きがカギ〜股関節の伸展制限が膝の痛みに及ぼす影響と対策
- 【股関節の伸展制限が膝の痛みに与える影響】〜お尻が使えないと、膝が壊れる理由〜
- 【足首の背屈制限と膝の痛み】── その関係を理解すれば、膝痛の根本改善が見えてくる
- 【さいたま市浦和】膝痛の根本原因は「運動連鎖」にあり
- 【さいたま市浦和】ななつほし整体院|膝の痛み(内側・外側・皿下・膝裏)を根本改善
- 【公式】さいたま市浦和|ななつほし整体院 恥骨筋のアンバランスが膝の痛みを引き起こす理由と整体での根本改善法 ―「痛みの出る膝」ではなく、「痛みを生む身体全体の連鎖」を整える―
- 膝蓋骨(膝のお皿)の動きの乱れが引き起こす膝痛とは ― さいたま市浦和の「ななつほし整体院」が解説する原因と改善アプローチ ―
- 膝の痛みとハムストリングの働き
- 膝の痛みと大腿四頭筋の働き
- 膝蓋下脂肪体炎(Hoffa脂肪体炎)とは —さいたま市・浦和の「ななつほし整体院」が解説—
- 膝の運動療法
- 「階段の上り下り」や「動き始め」のひざ痛についての解説
- 階段で起こる膝痛 膝蓋大腿関節へのアプローチについて
- 【ひざ痛】膝が痛くて曲がらない方への整体
- 🦵 鵞足炎(がそくえん)を根本から改善 〜浦和で膝の痛みに強い整体〜 ななつほし整体院|解剖学と運動連鎖に基づくアプローチ






