
今回は『変形性膝関節症』への施術の紹介です。
当院では整形外科で診断を受けて、リハビリをするもなかなか改善しないというご相談を多く頂きます。
当院での実際の施術について解説をしていきます。
ヒザが痛くて曲がらない
半年ほど前から膝が徐々に曲がりにくくなり、階段の上り下りで痛みが出る。
ジャンプなどの少しきつめの運動、正座ができなくなったなどの症状でお悩みでした。
整形外科で変形性膝関節症と診断を受け、リハビリに通院するもなかなか改善せず、ダンス復帰のため当院のHPを見てご来院頂きました。
この方の膝の症状
まず初めに、どのような動作で痛みが出るのかを伺っていきます。
立って、膝の曲げ伸ばしをしようとすると膝の内側が痛んで出来ない。
ということでした。
実際に痛みの部分を触っていくと、膝の内側のやや下方に圧痛がありました。
しかし、膝関節の裂隙(大腿骨と脛骨の隙間)には痛みはなく、半月板(膝の軟骨)には動作時の痛みがでていませんでした。
さらに、寝た姿勢で私が膝を曲げ伸ばしした際はそれほど痛みはありませんでした。
この方の膝の痛みの原因は何か?
この方の症状をまとめます。
・膝の内側下方に圧痛
・体重をかけたときに痛む
・関節の裂隙付近には痛みはない
・体重をかけず(力を抜いた状態で)曲げ伸ばしは痛くない
今回の症状から考えられる痛みの原因は、鵞足炎(がそくえん)という膝の内側に付着する筋肉の炎症と判断しました。
膝の内側には大きく、3つ(4つ)の筋肉が付着します。
この筋肉が緊張しすぎたり、負担を受けすぎることで炎症を起こし、筋肉の付着部に圧痛や運動時痛、腫れなどを引き起こしてしまいます。
施術と経過
膝の痛みは筋肉の付着部の炎症によって引き起こされているので、施術のポイントとしてはまず炎症を早く治めることです。
今回の症状も、炎症を治めるのに2週間で4回ほどの施術を行い、荷重時や運動時の痛みが軽減するにしたがって、痛みがでてしまった根本的な原因として不足していた筋力(後脛骨筋、腓骨筋など)のトレーニングをを行い、可動域の改善のため、足首や股関節のストレッチを指導しました。
整体により膝の痛みが改善した後は、ダンスに復帰して楽しんで取り組まれています。
さいたま市で膝の痛みでお困りなら当院にご相談ください!
当院では整形外科や整骨院、整体院でも改善が難しかった症状のご相談を多く頂きます。
もし膝の痛みでお困りなら、当院にご相談ください。