こんにちは、さいたま市浦和のななつほし整体院です。「肩が痛くて腕を上げられない。」
「夜間に肩がズキズキする。」
「肩の動きが固まってつらい。」
そんな肩の悩みを抱えていませんか?五十肩(肩関節周囲炎、凍結肩)は、肩の痛みと可動域制限が特徴の疾患で、中高年の方に多く見られます。
ローテーターカフ(肩甲骨周囲の筋肉群)の働きやバランスの乱れが、五十肩のメカニズムに深く関与します。
ななつほし整体院では、五十肩を筋肉バランス、姿勢、動作の問題と捉え、整体、鍼灸、運動療法で根本改善を目指します。
このページでは、ローテーターカフのそれぞれの働き、過労筋・さぼり筋の関わり、相反神経支配、運動連鎖を踏まえ、五十肩の詳細を解説します。
肩の痛みを解消し、動きやすい身体を取り戻すために、ぜひ最後までお読みください!
五十肩とは?五十肩(肩関節周囲炎)は、肩関節の周囲組織(関節包、滑膜、腱鞘、筋肉など)が炎症や線維化を起こし、痛みと可動域制限を引き起こす状態です。
名前の由来は、40~60代に発症しやすいためですが、20代や高齢者でも起こります。
症状は以下の3期に分かれます:
- 凍結期(痛み期):夜間痛や安静時痛が強く、肩の可動域が徐々に制限。
- 拘縮期:痛みが軽減するが、可動域がさらに狭くなる。
- 回復期:可動域が徐々に回復するが、線維化が残りやすい。
日本整形外科学会によると、女性に多く、片側から始まり両側に広がる場合もあります。
ローテーターカフの筋肉群の不調が、肩の安定性を乱し、五十肩の痛みや制限を悪化させます。
ローテーターカフの働きと五十肩の関係ローテーターカフは、肩甲骨と上腕骨を連結する4つの筋肉群で、肩関節の安定性と動きを担います。
それぞれの筋肉の働きと、五十肩(肩関節周囲炎)との関わりを以下に詳しくお伝えします。1. 棘上筋(Supraspinatus)の働き
- 位置:肩甲骨の上部から上腕骨の肩峰下窩に付着。
- 主な機能:
- 肩甲骨を上方に挙上(肩を横に上げる初期動作)。
- 肩関節の安定性を保ち、上方への脱臼を防ぐ。
- 五十肩との関わり:
- 過労筋:長時間のデスクワークやスマホ操作で棘上筋が過剰に緊張し、肩の前傾を助長。
肩関節包の炎症を悪化させ、痛みと可動域制限を引き起こす。 - さぼり筋:棘上筋が弱いと、肩の安定性が低下し、関節包や滑膜に負担がかかる。
例:肩を上げる動作で棘上筋が働かず、痛みが強まる。 - 影響:凍結期の痛みを増幅し、回復期の可動域回復を遅らせる。
- 過労筋:長時間のデスクワークやスマホ操作で棘上筋が過剰に緊張し、肩の前傾を助長。
2. 棘下筋(Infraspinatus)の働き
- 位置:肩甲骨の後面から上腕骨の小結節に付着。
- 主な機能:
- 肩関節の外旋(腕を外に捻る)。
- 肩の安定性を保ち、過剰な内旋を制御。
- 五十肩との関わり:
- 過労筋:猫背や肩の前傾姿勢で棘下筋が過緊張し、肩甲骨の動きを制限。
関節包の線維化を助長し、可動域を狭める。 - さぼり筋:棘下筋が弱いと、外旋動作が制限され、肩の動きがぎこちなくなる。
例:腕を外に回す動作で棘下筋が働かず、痛みが悪化。 - 影響:拘縮期の可動域制限を強め、回復期の外旋回復を妨げる。
- 過労筋:猫背や肩の前傾姿勢で棘下筋が過緊張し、肩甲骨の動きを制限。
3. 小円筋(Teres Minor)の働き
- 位置:肩甲骨の外側から上腕骨の小結節に付着。
- 主な機能:
- 肩関節の外旋(棘下筋と協働)。
- 肩の後方安定性を保ち、脱臼を防ぐ。
- 五十肩との関わり:
- 過労筋:肩の前傾や重い物を持つ動作で小円筋が過緊張し、肩甲骨の位置を乱す。
関節包の炎症を増幅。 - さぼり筋:小円筋が弱いと、外旋の安定性が低下し、肩の動きが不安定に。
例:肩を後ろに回す動作で小円筋が働かず、痛みや制限感が生じる。 - 影響:肩の後方安定性が失われ、夜間痛や可動域制限を悪化。
- 過労筋:肩の前傾や重い物を持つ動作で小円筋が過緊張し、肩甲骨の位置を乱す。
4. 肩甲下筋(Subscapularis)の働き
- 位置:肩甲骨の前面から上腕骨の大結節に付着。
- 主な機能:
- 肩関節の内旋(腕を内側に捻る)。
- 肩の前方安定性を保ち、脱臼を防ぐ。
- 五十肩との関わり:
- 過労筋:デスクワークや肩を前に出す動作で肩甲下筋が過緊張し、肩甲骨の内転を制限。
関節包の線維化を助長し、可動域を狭める。 - さぼり筋:肩甲下筋が弱いと、内旋の安定性が低下し、肩の動きがぎこちなくなる。
例:腕を内側に回す動作で肩甲下筋が働かず、痛みが強まる。 - 影響:肩の前方安定性が失われ、凍結期の痛みを増幅。
- 過労筋:デスクワークや肩を前に出す動作で肩甲下筋が過緊張し、肩甲骨の内転を制限。
ローテーターカフ全体の役割ローテーターカフは、肩甲骨と上腕骨を連結し、肩関節の安定性と多方向の動きを支えます。
- 安定性:肩関節を固定し、脱臼を防ぐ。
- 動きの調整:挙上、外旋、内旋を協調的に行い、スムーズな動作を可能にする。
- 五十肩との連鎖:ローテーターカフの筋肉が過労またはさぼると、肩関節包や滑膜に負担がかかり、炎症と線維化を促進。
過労筋とさぼり筋の関わりローテーターカフの筋肉バランスが崩れると、過労筋とさぼり筋の不均衡が五十肩を悪化させます。
- 過労筋(働きすぎて緊張した筋肉):
- 棘上筋や棘下筋が過緊張すると、肩甲骨の位置が乱れ、関節包を圧迫。
- 例:デスクワークで棘上筋が硬くなり、肩を上げる動作で痛む。
- 影響:炎症を助長し、痛みと可動域制限を増大。
- さぼり筋(働かず弱くなった筋肉):
- 肩甲下筋や小円筋が弱いと、肩の安定性が低下し、関節包に過剰な負担。
- 例:運動不足で肩甲下筋が弱くなり、内旋動作で制限感が生じる。
- 影響:肩関節の不安定さが線維化を招き、拘縮期の制限を悪化。
このアンバランスが続くと、肩関節の連鎖が乱れ、痛みが慢性化します。
ななつほし整体院では、過労筋をほぐし、さぼり筋を活性化する施術でバランスを回復します。
相反神経支配の役割相反神経支配は、筋肉の効率的な働きを支える仕組みです。
ローテーターカフでは、内旋筋(肩甲下筋)と外旋筋(棘下筋、小円筋)が拮抗し、肩の安定性を保ちます。
- 正常な支配:棘下筋が外旋すると、肩甲下筋が弛緩し、肩の動きがスムーズに。
- 五十肩での乱れ:さぼり筋(棘下筋)が働かないと、過労筋(肩甲下筋)が休まず緊張。
神経伝達が乱れ、肩の動きがぎこちなくなり、関節包の炎症を悪化。
例:外旋が制限されると、内旋筋が過労し、痛みが強まる。
ななつほし整体院では、手技で支配を調整し、筋肉の協調性を回復します。
運動連鎖の役割と五十肩運動連鎖(キネマティックチェーン)は、股関節、骨盤、体幹、肩、腕の連動で力を伝える仕組みです。
ローテーターカフは肩の連鎖の要ですが、連鎖の乱れが五十肩を助長します。
- 正常な連鎖:股関節の回旋が骨盤を回転させ、体幹のひねりが肩の安定性を支える。
ローテーターカフが効率的に働き、肩の動きがスムーズになります。 - 五十肩での乱れ:股関節や体幹の弱さで連鎖が崩れ、肩に過剰な負担がかかる。
棘上筋や肩甲下筋が過労し、関節包の炎症を増幅。
例:デスクワークで体幹が弱くなり、肩を上げる動作で痛みが悪化。
ななつほし整体院では、連鎖全体を評価し、整体で正常な連鎖を回復します。
ななつほし整体院のアプローチななつほし整体院では、ローテーターカフのバランスを整え、五十肩の根本原因にアプローチします。
以下は、当院の詳細なアプローチです。1. 丁寧な問診と検査
- 内容:痛みのタイミング(夜間、腕を上げる動作)、動作のクセ(肩の前傾、猫背)、生活習慣(デスクワーク、運動量)、過去の肩痛歴を伺う。
- 検査:ローテーターカフの筋力(棘上筋の挙上、棘下筋の外旋など)、可動域(内旋・外旋)、肩甲骨の位置、姿勢分析(猫背、骨盤の歪み)。
- 例:夜間痛が強い方は炎症を、腕を上げる動作で痛む方は棘上筋の弱さを重点評価。
2. リリース(過労筋をゆるめる)硬いローテーターカフをほぐし、肩関節の負担を軽減。
- 整体手技:筋膜リリースで棘上筋、棘下筋、肩甲下筋を緩める。
血流を改善し、炎症を抑制。 - 鍼灸の併用:硬い棘上筋や肩甲下筋に鍼を施し、深い緊張を解消。
- 例:デスクワークで硬くなった棘上筋をリリースし、肩の挙上痛を軽減。
- 効果:肩関節包の圧迫を和らげ、痛みを軽減。
3. 活性化(さぼり筋を働かせる)弱いローテーターカフを強化し、肩の安定性を向上。
- 整体手技:軽い圧迫や運動誘導で棘下筋、小円筋、肩甲下筋を活性化。
- 運動療法サポート:肩の安定性を高めるエクササイズ(外旋・内旋トレーニング)を指導。
- 例:棘下筋が弱い方に、外旋動作を誘導。
- 効果:肩の安定性を回復し、可動域制限を改善。
4. 相反神経支配の調整ローテーターカフの協調性を回復。
- 整体手技:手技で、内旋・外旋の収縮・弛緩リズムを再教育。神経伝達を改善。
- 運動療法サポート:肩の内旋・外旋を連動させるエクササイズを指導。
- 例:肩甲下筋と棘下筋のバランスを調整し、肩のスムーズな動きを回復。
- 効果:筋肉のチームワークを改善し、関節包の負担を軽減。
5. 姿勢と運動連鎖の調整不良姿勢や連鎖の乱れを矯正し、肩への負担を軽減。
- 整体手技:骨盤矯正、脊柱の可動域改善、肩甲骨の位置調整。
- 運動療法サポート:骨盤をニュートラルに保つ姿勢指導、連鎖を整える動作指導。
- 例:猫背の方に体幹の連鎖を改善する施術を行う。
- 効果:肩の安定性を高め、五十肩の進行を防ぐ。
6. 個別対応と継続ケア生活習慣(デスクワーク、運動、睡眠)、年齢、症状の程度を考慮したオーダーメイド施術。
- 例:デスクワーカーには座位姿勢指導、スポーツ選手には連鎖改善の動作指導を組み合わせる。
- 継続ケア:症状の改善度に応じ、施術頻度やエクササイズを調整。
定期メンテナンスで肩の健康を維持。 - 効果:個々の状態に合わせたケアで、長期的な改善をサポート。
ななつほし整体院の強み:
- 個別対応:生活スタイルや症状に合わせた施術。
- 全身アプローチ:肩から体幹、骨盤までトータルケア。
- 丁寧な説明:原因と改善プロセスをわかりやすくお伝え。
- 通いやすい環境:浦和でアクセス便利、リラックス空間。
ななつほし整体院からの一言五十肩は、ローテーターカフの過労筋(棘上筋、肩甲下筋)とさぼり筋(棘下筋、小円筋)のアンバランス、相反神経支配の乱れ、運動連鎖の崩れなどが複合的におこっています。
ななつほし整体院では、以下のようなアプローチでサポート:
- 筋膜リリース:棘上筋や肩甲下筋をほぐし、肩関節包の圧迫を軽減。
- 筋力強化:棘下筋や小円筋を活性化し、肩の安定性を向上。
- 姿勢矯正:体幹や骨盤を整え、連鎖を改善。
- 動作指導:正しい肩の動きで再発を予防。
こんなサインがあれば、ぜひご相談を:
- 「肩を上げる動作で痛む。」
- 「夜間痛で眠れない。」
- 「肩の可動域が制限され、日常生活がつらい。」
浦和のななつほし整体院では、あなたの症状に合わせたオーダーメイド施術で、五十肩の根本改善を目指します。
快適な肩の動きを取り戻しましょう!