こんにちは、ななつほし整体院です。
今回は『五十肩』への施術の紹介です。
当院では整形外科で診断を受けて、リハビリをするもなかなか改善しないというご相談を多く頂きます。
当院での実際の施術について解説をしていきます。
腕が上がらなくなった五十肩
50代 女性
30年ほど1日8時間程度パソコン操作をされているデスクワーカーの方です。
以前(5か月以上前)から肩の違和感を長く感じていたものの、いずれ良くなるだろうとそのまま放置していたところ、徐々に腕が上がらなくなったとのご相談でした。
整形外科を受診し、レントゲン検査では骨には異常がありませんでした。
そのため病院の先生からは『五十肩』という診断を受け、電気治療と痛み止めの薬を処方され、しばらくリハビリに通院されていました。
しかし、症状はなかなか改善せず悪化していきました。
困っている様子を見たご友人からこちらを勧められご来院頂きました。
五十肩の症状
初めにどのような動作が辛いのかを伺っていきます。
・肩を横からあげると痛みが出る
・可動域は大体80度弱
・夜間は寝がえり時に痛みで目が覚める
・首・肩周りの筋肉が固くこわばっている
安静にしていると痛みはなく、動かした時に肩から肘にかけて痛みが出るとのことでした。
施術の内容とポイント
今回の症状に限らず、一番大事なのは
「この症状を引き起こしている原因は何なのか?」
というところにあります。
そのため、ななつほし整体院では患者さんの辛い痛みや症状を改善することは勿論のこと、再発させない身体にすることを大切にしています。
今回の症状から
①腕を横から上げたときに痛みが出る
②可動域は減少している
③安静時は痛まない
肩の動きを制限してしまう筋肉の硬さや短縮が原因であることが考えられます。
さらに全身の姿勢から
〇肩の巻き込み
⇒大胸筋や小胸筋などの胸部の筋肉の短縮
〇反り腰
⇒大腿四頭筋や腸脛靭帯など大腿部の筋肉の短縮
などの不良姿勢がみられたため、今回の症状は
反り腰・猫背などの不良姿勢から広背筋や肩甲下筋などの筋肉が短縮して、腕が上がらなくなっている状態
と考えて施術をすすめていきました。
このような原因であれば、当院の整体技術で十分対応できる症状となります。
施術内容と経過
実際の施術では、土台がしっかりしないと上物が整わないので下半身から行っていきました。
骨盤を前方に引っ張っている大腿四頭筋を緩めて、肩の巻き込みを作っている前胸部の筋肉を緩めます。
反り腰の方は下腹が前に出っ張っているので、腹筋が延ばされて弱いので運動療法を取り入れて鍛えていきます。
また巻き込み肩で猫背の方は、肩甲骨を背骨に寄せる菱形筋が弱化しているのでこちらを鍛えていきます。
今回は姿勢の改善から、肩甲骨の動きををスムーズにすることをイメージして施術を組み立てました。
順調に回復した症状
最初の4‐5回は良くなったり戻ったりを繰り返しますが、徐々に肩の可動域が改善しながら、痛みがなくなっていき改善していきました。
ただ、長期間にわたっての不良姿勢のため、筋肉が弱っているものは回復まで時間がかかります。
体に染みついた癖を抜くことは一朝一夕にはいかず、個人差も出やすのでコツコツと取り組む必要があります。
施術を重ねるうちに徐々に、寝返り際の痛みがなくなり、服の脱着が楽になり、痛みで出来なかった動作がだんだんできるようになり喜んでいただきました。
五十肩でお悩みなら、当院までご相談ください
ななつほし整体院では整形外科や整骨院、整体院で「五十肩」で通院したものの、改善できなかった方から多くご相談を頂きます。
もし肩の症状でお悩みなら、ななつほし整体院までご相談ください。