こんにちは。
浦和整体院 ななつほし 佐伯(嫁)です。
腰痛でお困りの方に、お尻・尾てい骨に痛みが走る、鈍痛がある、という方がいます。
仰向けで眠れない、硬い椅子に座れない、動き始めに尾てい骨に痛みが走る等、様々。
特に、妊娠や出産が原因、という方に多くみられます。
出産後、骨盤が大きく歪みます。
腰痛、尾てい骨に痛みが出ていても、忙しすぎて治療に行けない。
結局その場をやり過ごす。
始まる赤ちゃんのお世話。これが大変!!
軟らかいソファーでの授乳や、子供の視線に合わせた日常生活になります。
今までイスの生活だったのに、床の生活に変わります。
地べたに座ったり、体育座りをしたり。
同じ布団で赤ちゃんと一緒に寝る。
そして、お母さん寝返りが打てない。
ずっと抱いていないと泣いてしまう赤ちゃんもいます。
重い赤ちゃんを抱いて、肩も腰も悲鳴を上げます。
出産したばかりで体力もないのに、お母さんは本当に大変です。
お疲れ様です!!!
長時間、同じ体勢というのは身体に大きな負担がかかります。
これらは全て、尾てい骨の痛みの原因となります。
尾てい骨はお尻の先っぽの部分です。
細い骨で構成されていますので、容易に歪みます。
特に女性は筋肉量が男性に比べて少なく、男性が出来ない(こともないけど)お姉さん座りができてしまいますよね。
これもよくありません。
出産後だけでなく、妊娠中にも痛みを訴える人はいます。
おなかの赤ちゃんが少しずつ大きくなっていきます。
それと同時に骨盤も開いていきます。
そうなると筋肉(骨盤底筋群、腹筋、お尻(梨状筋)の筋肉、他)も緩んできます。
骨盤底筋は骨盤の底にあって、内臓を支えている筋肉です。
この筋肉が緩むと尿漏れを起こしたりします。
妊娠中や出産後も尿漏れに悩まされていた人は、もともと骨盤底筋が弱っていた、骨盤が歪んでいた、という可能性があります。
骨盤が歪み、尾てい骨が正しい位置にない場合、痛みが出現するということです。
ならばどうするか。
骨盤。尾てい骨を正しい位置に戻せばいいだけです。
それで痛みは軽減していきます。
産後すぐにケアされると、症状の改善も早いです。
なかなか治療に行けないという方は、ご自宅で骨盤底筋群を鍛えるトレーニングを!
仰向けの姿勢になり、膝を立てます。
腰痛があっても、膝を立てれば痛みはそれほど気にならないと思います。
足は肩幅に開きます。
リラックスして、大きく深呼吸。
次に、肛門と膣を締め、締めたままゆっくり5つ数えます。
最初はこれを1~3回、行ってみて下さい。
慣れてくると5つ以上数えられますし、3回以上出来るようになります。
出来るようになったら、回数を増やしていってください。
寝起きや就寝時にお布団の中でできますよ。
それも難しい方は、トイレで用を足した後(ないし途中で)、お尻と膣を締めてください。きゅーっと上に引っ張り上げる感じです。
骨盤底筋群を鍛えるだけでも痛みが変わってくると思います。
姿勢も良くなるし、ポッコリお腹も解消されますよ!