【症例報告】「変形性膝関節症」と診断された膝の痛み|実は別の原因?60代女性の改善事例

こんにちは。さいたま市浦和区の「ななつほし整体院」です。

「整形外科で『変形性膝関節症』と言われ、リハビリや湿布を続けているけれど痛みが引かない」 「軟骨がすり減っているから、もううまく付き合っていくか手術しかないのか……」

当院には、浦和エリアをはじめ市内外からこのような切実なお悩みが数多く寄せられます。

病院のレントゲンで軟骨のすり減りが見つかると、痛みのすべてが「軟骨や骨の変形のせい」と思われがちです。しかし臨床の現場では、関節内部ではなく、関節を支える筋肉や腱に無理な力がかかり続けて悲鳴を上げているケースが少なくありません。

今回は、画像診断の「変形」という言葉に囚われず、身体の連動性から痛みの本質を紐解いて回復された60代女性の症例をご紹介します。

1. ご来院時の状態(さいたま市在住・60代女性・Kさん)

主訴:歩行時・立ち上がり時の膝の激痛、膝が曲がりきらず正座ができない

経緯: 数か月前から左膝に違和感を覚え、次第に歩行時や椅子から立ち上がる瞬間に「ズキッ」と鋭い痛みが走るように。正座も全くできなくなり、整形外科を受診したところ「左変形性膝関節症」と診断。病院で1カ月間、温熱療法や電気、太ももの筋トレを続けましたが変化が見られず、「このまま歩けなくなるのでは」と不安を抱えて当院へ来院されました。

2. 触診で見えた違和感と「張った弦のような腱」

当院では、痛む場所をいきなり揉むようなことはいたしません。まずは「膝のどこに、どんな負荷が集中しているのか」を指先と動的テストで慎重に探ります。

膝関節にそっと手を触れた瞬間、私の中にひとつの違和感がありました。 軟骨の摩耗による関節内の炎症であれば、関節の隙間全体に重苦しい熱感や特有の腫れぼったさが出るはずです。しかし、Kさんのお皿周辺は拍子抜けするほど静かでした。

さらに脱力した状態で膝を曲げ伸ばししても、強い痛みは再現されません。 ところが、触れる指先をわずか数センチ、膝の内側からすねの骨へと滑らせた瞬間のことです。

太ももの内側から伸びる腱が、まるで強く張りつめた弓の弦のようにピンと突っ張っていました。

「あ、ここですね」と触れると、Kさんは思わず「痛っ!」と声を上げられました。 膝関節の軟骨そのものではなく、すねの内側にある「腱の付着部」に激しい圧痛が存在していたのです。

3. 痛みの正体は軟骨ではなく「鵞足炎(がそくえん)」

今回の激痛の直接的な原因は、変形性膝関節症ではなく「鵞足炎(がそくえん)」でした。

膝の内側(すねの骨の上部)には、太ももの前後・内側から伸びる3本の筋肉(縫工筋・薄筋・半腱様筋)が集まって付着しています。その形状がガチョウの足に似ていることから「鵞足」と呼ばれます。

この腱が過剰に引っ張られ、骨と摩擦を起こして炎症を起こすのが鵞足炎です。

50代を過ぎれば、レントゲンを撮れば年齢相応に軟骨のすり減りは見つかります。そのため「軟骨の摩耗=痛みの原因」と結びつけられがちですが、軟骨がすり減っていても痛まない人はたくさんいます このKさんの痛みの引き金は、軟骨ではなく「限界まで引き絞られていた腱」だったのです。

4. なぜ膝の内側だけに負担が集まったのか?

では、なぜ鵞足部ばかりが悲鳴を上げるほど引っ張られてしまったのか。 原因は膝そのものにはありませんでした。

人の身体は本来、「足裏で受けた地面からの衝撃を、足首が逃がし、股関節が受け止め、体幹へと滑らかに分散させる」という運動連鎖を持っています。どこにも無理な力みがない状態です。

しかしKさんは、

  • 足首が硬く、地面を踏んだ衝撃を吸収できずに膝へダイレクトに突き上げていた

  • 股関節の可動域が狭く、歩くたびに膝が内側へねじれ込む(ニーイン)クセがついていた

その結果、全身で分散すべき負荷が、すべて膝の内側の腱1点に集中してしまっていたのです。

5. 施術の経過|「痛む膝」ではなく「力の通り道」を整える

【初期:過剰な牽引ストレスの解除(1〜2週目)】

炎症を起こしている膝を力任せに押しても悪化するだけです。 まずは張りつめた腱を緩めるため、引っ張りの元凶となっていた太もも周り・内転筋の過緊張を優しく解いていきました。 2週間で4回の施術を行い、歩行時に体重を乗せた瞬間の鋭い激痛は大幅に減少しました。

【中期:足首と股関節の連動性を再構築(3〜4週目)】

「先生、痛むのは膝なのに、足首や骨盤ばかり触るんですね」 施術中、Kさんが不思議そうに呟かれました。

私が行ったのは、足首の詰まりを取り、骨盤と股関節がスムーズに連動して回るよう身体の「力の通り道」を整えることです。

施術後、ベッドから立ち上がってもらった瞬間、Kさんは驚いたように足元を見つめました。 「……あれ? 膝を踏み込んでも、あの嫌なズキッとする引っかかりが来ない」

膝の軟骨が一瞬で再生したわけではありません。関節に過剰にかかっていた「ねじれ」と「引き連れ」を身体から抜いただけです。

【結果】

約1カ月後には立ち上がりや階段の不安もなくなり、曲がらなかった膝は正座ができる状態まで回復。休日の散歩や奥様とのお買い物も、痛みを気にせず楽しめるようになりました。

6. 変形という「診断名」に囚われているあなたへ

「変形性膝関節症」という診断名は、あくまでレントゲンという静止画に写った“結果”のひとつに過ぎません。しかし、人間の身体は静止画ではなく、全身を連動させて動き続ける生き物です。

たとえ骨の形が少し変わっていても、身体の軸が整い、足首や股関節が連動して正しく体重を支えられるようになれば、痛みなく歩くことは十分に可能です。

  • リハビリや湿布を続けても変化を感じられない

  • 「年のせいだから手術しかない」と言われて諦めかけている

  • 自分の足でずっと元気に歩き続けたい

そう思われているなら、一度ご自身の身体の使い方や連動性を見直してみませんか。 さいたま市浦和区のななつほし整体院へ、どうぞお気軽にご相談ください。

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浦和整体院 ななつほし

浦和整体院 ななつほし

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