正座が出来なくてお悩みの方へ-Vol.4
こんにちは!
浦和整体院 ななつほし 佐伯です。
今回は変形性膝関節症の方に向けて、正座が出来なくてお悩みの方への第4弾です。
膝の痛みを訴えて来院される高齢者の方に多くみられるのが、膝の変形性関節症です。
痛みが取れれば良い!
と、最初はおっしゃっていても、痛みが無くなった後に
欲言えば、正座できるようにならんかね?
と、聞かれることが多くあります。
まだまだ正座をした方が良い場面って多いですし、高齢の方ならなおの事正座への想いは強いですよね。
過去の経験から、重度の変形があっても正座ができるようになった方はいらっしゃいますし、お尻の下に丸めた座布団を入れてする‘‘軽めの正座‘‘はそこそこの方ができるようになります。
ただこれは個人差が大きく、ある程度施術してみないと正座ができるようになるのかわかりません。
また過去に酷い外傷で骨折して変形してしまった関節や、人工関節の場合は可動域は決まっています。
その目標値より可動域が落ちていれば、可動域を戻すように施術していかなければなりません。
同じ正座ができないという症状でも、生活習慣や体重など、もろもろの要因によって経過に大きな差が出てしまうことはあります。
病院では
正座はもうできないよ。
といわれ諦めていた方が、正座をできるようになった時の笑顔を見ると疲れが吹き飛びます。
出来なくなったことをまた出来るように、諦めていたことがまた出来るようにお手伝いさせていただいています。
ななつほしでの正座へ向けた整体施術
骨盤
さて、どのようにして正座を出来るようにしていくのでしょうか?
変形性膝関節症の多くの方が、がに股・O脚になっています。
ななつほしでは骨盤を基準として、背骨や下肢など各関節を矯正していきます。
まず基準を作るために、骨盤を見ていきます。
多くの人は骨盤が開いて、股関節も外にひろがり、膝関節・足関節も外側を向いてしまいます。
女性でしたら、出産の経験があれば妊娠でひろがったまま過ごされていたのかもしれませんし、男性なら胡坐をかいたり、足をひろげて座っていたのかもしれません。
骨盤の歪みは開大だけではなく、前傾・後傾などその方の生活習慣によって組み合わされています。
座っている時、立っている時、寝ている時それぞれで緊張する筋肉に違いがあります。
それぞれの姿位で歪みをチェックして矯正していきます。
矯正時は軽く指で押さえる程度の力で歪みを取っていくので、過去にマッサージなどでもみ返しの経験がある方でもご安心くださいね。
股関節
骨盤の矯正が終わると、股関節の矯正に入ります。
股関節が外を向いてしまうのは主に臀部にある股関節を外旋させる筋肉が慢性的に緊張してしまっているからです。
仰向けに寝て、股関節を曲げると内側に行き辛い、もしくは痛むという方が多いです。
股関節が外に向くように長年癖付けていってしまったため、このようなことになるのです。
この臀部の緊張を取り、大腿骨頭を本来の正しい位置に矯正していきます。
膝関節
股関節の矯正が終わると、やっと膝関節の矯正に入ります。
膝が伸びきらなくなっていたり、曲がらなくなっていたり、膝のお皿が動かなくなっていたりするのをチェックしながら矯正します。
まずは膝の伸びを作ります。
おおむね膝の裏は硬くカチコチになっており、重症の方は水も溜まっています。
膝の外側から関節の裂隙に沿って、動かなくなっている硬いところを探して矯正していきます。
とにかく膝を曲げるためにはまず、伸びを作らないといけないのでこれは緻密にしつこく調べていきます。
大腿膝蓋関節
膝の外側から内側まで全周をくまなく矯正したら、今度は膝のお皿をチェックします。
指で動きをみて、大腿骨にへばりついて固まっているようだと、優しく矯正していきます。
固まり具合によっては、ここに施術回数がかかることがあります。
多くの人の膝のお皿は下に垂れているので、上げるように矯正します。
膝のお皿がスライドして膝の曲げ伸ばしができるので、ここも見逃せないポイントです。
脛腓関節
続いて、膝の外側にあるでっぱりを腓骨頭といいます。
この腓骨頭と脛骨で作る、上脛腓関節を矯正します。
おおむね腓骨頭が外後方にずれて、下に落ちています。
これは日本人にい多いがに股、O脚の姿勢を大げさにしてみるとわかりやすいと思います。
同様に外と内のくるぶしで作る、下脛腓関節も矯正します。
足首だけ冷たい!という方はココの矯正で楽になることが多いです。
かなりがっちり固まっていることが多いので、気合い入れて矯正します。
足関節
そして足関節を矯正します。
アキレス腱が硬くなると爪先が上がらなくなってきます。
同様にすねの筋肉が硬いと爪先を下げれなくなっていきます。
正座は足関節の可動域も必要になってきますので、しっかり全方向チェックしていきます。
足の甲にある足根骨で作る、リスフラン・ショパールといった各関節もチェックして終了します。
ななつほしでの正座へ向けた鍼施術
変形性関節症の場合、使い込まれた関節をお持ちの方が多いので、サラッと書いてますが結構大工仕事です。
荷重関節という体重を支えている関節なので、周囲の筋肉・腱・靭帯どれも一筋縄ではいきません。
特に拘縮の強い方、痛みの強い方は鍼を併用していくと効果が出やすくなります。
指先での操作だけでは効かせづらい、深部の硬いところまでスーッと入り込んで効果を出す事ができるからです。
ななつほしでは日本人に合わせた細い和鍼と、本場中国で使用されている太くて長い中国鍼を体調と症状に合わせて使用しています。
太ももや臀部の凝り固まった、硬くて太い筋肉にもしっかりアプローチしていきます。
膝の痛みや拘縮でお悩みでしたら、ご連絡くださいね!