腰痛の原因として長時間の同じ姿勢(例:デスクワーク)、筋肉の過度な使用、または筋力不足により、腰周りの筋肉(例:腰方形筋、脊柱起立筋)が緊張や疲労を起こしていたり、骨盤や背骨の歪み、姿勢不良(例:猫背、前かがみ)、ストレスや心理的な要因などがあり、股関節の可動域の低下も要因の1つとしてあげられています。
なぜ股関節の可動域の低下が腰痛の原因となるのでしょうか。
今回は腰痛と股関節が関係するメカニズムについてお伝えしていきます。
- 腰への負担増大:
- 股関節の可動域が制限されると、歩行や屈む動作で腰に過度な負担がかかる。例:股関節が硬いと、腰を過剰に曲げて動くため、腰椎にストレスが集中。
- 筋肉の不均衡:
- 股関節周辺の筋肉(例:大臀筋、腸腰筋)が硬くなると、骨盤の傾きや姿勢が乱れ、腰痛を引き起こす。例:股関節の硬さで骨盤が前傾し、腰の筋肉が過緊張。
- 連動性の低下:
- 股関節と腰は連動して動くため、股関節の動きが悪いと腰が代償的に過剰に動く。例:階段を上る際に股関節の前面が硬いと、腰が過剰に反る。
- 血流や神経の影響:
- 股関節の硬さは血流や神経の流れを阻害し、腰周辺の筋肉や組織に痛みを誘発することがある。例:梨状筋症候群
整体の有効性整体は股関節の動きを改善し、腰痛を軽減するのに役立ちます。
- 筋膜リリース:
- 股関節周りの筋肉(例:大腿四頭筋、ハムストリング)をほぐし、可動域を拡大。例:太ももの筋膜を緩めて骨盤のバランスを整える。大腿四頭筋が硬いと反り腰。ハムストリングが硬いと受け腰。
- 骨盤矯正:
- 股関節と連動する骨盤の歪みを調整。例:骨盤の傾きを正し、腰への負担を軽減。
- ストレッチ療法:
- 股関節の柔軟性を高めるストレッチ。例:腸腰筋のストレッチで股関節の可動域を増やす。
- 運動療法:
- 股関節を自然な動きで調整し、腰との連動性を改善。例:使えていない筋肉をトレーニングしてバランスを整える。
実際の効果
- 例:40代男性が股関節の前面の硬さによる反り腰からの腰痛で来院。上記4つのアプロ-チを週1回、2ヶ月目で股関節の可動域が広がり、腰痛が約60%軽減。3か月でほぼ気にならなくなる。
- 頻度:週1~2回の施術で、1~3ヶ月で効果を実感するケースが多い。
注意点
- 医師の相談:股関節に変形性関節症や重度の疾患がある場合、整体前に医師に確認。例:骨の変形が強い場合は強い矯正を避ける。
- 高齢者の場合:穏やかな施術(オステオパシー)を選択し、無理な力を加えない。
- セルフケア併用:整体に加え、股関節のストレッチとトレ-ニングを毎日行うと効果が持続。
股関節の動きが悪いと腰痛のリスクが高まりますが、整体で股関節の柔軟性や骨盤のバランスを整えることで、腰痛の予防・改善が期待できます。
今回は股関節と腰痛が関係するメカニズムについてご紹介しました。
股関節の可動域が低下すると、その動きを補うため腰が過剰に動かされ筋肉に負担がかかり、腰痛を引き起こしてしまいます。
股関節の動きが悪くなる原因として、日常生活動作やデスクワークなどの労働環境などがあげられます。
股関節の動きを正常に保つために、意識的に股関節のストレッチや筋トレを取り入れていきましょう。
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