整体とは
「整体院」という看板をよく目にすることがありますが「何をしてくれるところ?」と聞かれると「バキバキとかボキボキするところ」と思う方が多いのではないのでしょうか。
整体の歴史は古く、その起源は2000年以上前の中国だという説が有力です。
「整体」とは主に手で施す「民間療法」「代替療法」を指します。
この整体という日本語は、大正時代にアメリカで誕生した手技療法・オステオパシーを「整体」と訳したのが始まりのようであるといわれています。
大正時代にアメリカで発祥したオステオパシーと他の療術を組み合わせて、山田信一先生による「山田式整体術講習録」が公開され普及していきました。
その後、伝説の整体師である野口晴哉による
「野口整体」が戦後有名になることで知られるようになりました。
徒手的施術法により種々の症状を改善することを目指す施術法は「マニピュレーション」と総称されるが、この代表的なものがカイロプラクティックとオステオパシーになります。
皆さんも聞いたことがあると思いますが、カイロプラクティックは徒手的手技によって矯正(アジャストメント)し、身体機能を治そうとするものです。
このカイロプラクティックやオステオパシーは、整体や指圧といった日本の手技療法に大きな影響を与えました。
現在も整体に定まったやり方はなく、施術者によってさまざまな手法があります。
大正時代に日本に伝わったオステオパシーやカイロプラクティックなどの欧米由来の手技療法を中心とする整体、
日本古来の柔術などの流派に伝わる手技療法を取り入れた整体、
中国医学の手技療法である推拿を用いる整体などなど
各団体の独自の理論や思想などを加えた整体が多数乱立しています。
ななつほし整体院での整体とは
当院で行う整体とは私が修行時代に師匠から教わった手技療法と、各種セミナーや勉強会で身に着けてきた技術を併せて用いています。
痛みの原因になっている筋肉の硬結や癒着を、整体手技や鍼灸を用いて緩めていきます。
その結果として関節の可動域が改善して、屈むと痛む腰痛や挙上すると痛む肩がちゃんと動かせるようになることを第一の目標にしています。
関節が動けるようになると、それまで使われずにいた筋肉に刺激が入れられるようになります。
使い過ぎで疲労がたまっている筋肉があれば、逆にさぼっていて弱化してしまっている筋肉があるので、弱化した筋肉を鍛えて再発予防することを第二の目標にしています。